私は、中学生のころから40年以上万年筆を使っています。祖母が日記帳を書く時に使っていた黒くて上品な万年筆に、憧れました。祖母の書く文字は達筆で、大人って素敵だなと思って見つめていたものでした。
その後、携帯電話やパソコンが普及してきましたが、万年筆という手書きの筆記具は、消滅することなく現代でもたくさんの方に愛用されています。
そんな万年筆の魅力とは何なのか、追求していきます。
1.デジタル時代における手書きの意味
中学生のころ、いつも祖母が使っていた万年筆が机の上に置いてありました。そっと持ってみると、鉛筆よりも重くなんだか手の届かないブランド品に触れたみたいで、緊張したものです。
パソコンやスマートフォンが当たり前になった今でも、万年筆を使って手書きで書く、ということは私にとって特別で、落ち着く感覚があります。
仕事で行き詰まったとき、パソコンを落として、万年筆でノートに頭の中に浮かぶことを書き出してみると、そこから新しいアイデアが浮かんでくるのです。デジタルは便利ですが、別の意味で万年筆の手書きの良さを実感してきました。

ブログ記事の構成を考えるときには、手書きの方がスムーズに思考が整理されると感じています。万年筆で書くと、自分の言葉として頭の中が整理され、次々と言葉が浮かんでくるのです。
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