ボールペン・鉛筆・シャープペンシル

【2025年最新】筆記テスト実施!文房具マニアが選ぶ1,000円以下の至極ボールペン5選

ballpenselect5 ボールペン・鉛筆・シャープペンシル

文具店を営む私は、毎日、企画書ブログや原稿、クライアントへの提案メモなど、平均して1万文字以上をペンで書き続けています。

以前は、海外ブランドの高級ボールペンで、インクの色合いや紙の上での光沢の違いにも、とても心に惹かれてました。けれど、ある時お客様との気にならない会話が心に残りました。 「手頃な価格でも、驚くほど書きやすいペンって、きっとありますね」。

そこで3か月間、毎日ちがう1,000円以下のボールペンを使い、朝のアイデア出しから夜の帳簿記入まで徹底的に試しました。その結果、価格を超えて心地よく寄り添ってくれる、まるで「相棒」のような5本に出会うことができたのです。

1,000円以下のボールペンが人気の理由

BALLPEN

コスパの良さと実用性の両立

正直なところ、以前の私は「安価なボールペンは、どうしても書き心地やインクの質で劣る」と思い込んでいました。けれども、比較実験をしてみると、先入観は大きく覆されることになったのです。

ある日、高級感のあるずっしりとした3,000円のペンと、近所の文具売り場で手に取った500円のペンを交互に使ってみたのですが、軽やかさに驚かされました。指先に負担がかからず、インクが紙の上をすべる感触はむしろ廉価版の方が心地よかったのです。

さらに友人たちにも目隠しで2本を試してもらったところ、半数以上が「安い方のペンのほうが疲れにくい」と答えたのです。書いた文字の濃さについて見比べても、差は感じられませんでした。自分でも、先の目隠し実験をしたもらった5人も、同じ意見でした。

贈り物にも最適な万能アイテム

贈り物として、ボールペンは、とても良いと再認識した春先のある出来事がありました。偶然立ち寄ったカフェで、友人の娘さんに会うことになったのです。大学に入学すると聞いて、手ぶらでは寂しいと思い、近くの文具店へ。普段から私が愛用している手頃な価格のボールペンを選びました。

 

化粧箱に入れ、花柄のメッセージカードを添えて手渡したときの笑顔は、とても素敵でした。その場で使ってくれて娘さんに「これ、書きやすいですね。授業のノートも取りやすそう」と言ってもらえたのは、プライスレスの価値を感じ取りました。

 

ブランドやデザインのバリエーション

文具売り場をじっくり眺めて歩いてみると、1,000円以下とは思えないほどボールペンのデザインが豊富であることに気づきます。

 

黒一色のビジネスライクなモデルだけでなく、ボディカラーやグリップ部分の素材、インク色のバリエーションまで多彩です。ある日、鮮やかなブルーの3色ボールペンを見つけた時は、その発色のよさに惹かれて、複数本購入してしまいました。選ぶ時間も、書く時間と同じくらい楽しいので、文具店巡りはやめられないのです。

 

コスパ最強!おすすめボールペン5選

三菱鉛筆 ジェットストリーム スタンダード(300円前後)

JETSTREAM

 

最初に手に取ったのはジェットストリームのスタンダードモデル。朝から企画書の清書に取りかかった日、気がつけば夕方まで休憩なしで原稿を書き続けていました。

それでも指先や手首にほとんど疲れを感じず、むしろペン先が紙の上をなめらかに走る感覚が心地よかったのです。打ち合わせで持ち歩いても、軽量でかさばらないため、外出用のペンケースにも必ず入れています。

 

無印良品 ゲルインキボールペン(100円前後)

MUJIRUSI

外出先で、どうしても黒いボールペンが必要になり、目の前にあった無印良品の店舗で買ったのが、これです。デザインがシンプルで飽きが来ません。しかも、替え芯まで売っているのです。

書いてみて、とにかく軽く疲れ知らずです。長時間描いていても、手にも腕にも負担がかかりませんでした。

パイロットBOP17MH24PXW(200円前後)

PILOTBOP

私のように手が大きい人には、太めのグリップが持ちやすくて疲れにくく、快適に使えます。グリップが細すぎると、親指が痛くなってしまいます。

小さなメモ帳に書いても、黒がはっきりしていて、細かい文字でもあとから読みやすく、必要なことはすべて書き込むことができました。

ぺんてるエナージェル(350円前後)

PENTELENAJEL

さあこれから書こう、というときに、すっとインクが出てさっと×エナージェルは、気持ちよく使い始めることができます。安定してインクが出てくれました。

太くはっきりロ書いた文字はすぐに乾くので、ノートを閉じたときに隣のページにインクがうつることはありません。夢中になって1時間ほど書き続けてしまいましたが、ボディが軽いので手はまったく疲れませんでした。

ゼブラサラサクリップ(120円前後)

SALASACLIP

スケジュール帳にワンポイントのイラストを描くために、オレンジを買いました。発色がよくにじまず、この値段でこの書き味はコスパがとても良いです。

また、イラストを描いたり、仕事とプライベートの予定を書き分けるために、サラサの色違いを何本か購入しました。カラフルなページは、描いていても見返しても楽しくなります。

おすすめ5選 一覧表

商品名 筆圧測定 耐久性 滑らかさ
三菱鉛筆 ジェットストリーム スタンダード(300円前後) 中程度 ★★★★ ★★★★★
無印良品 ゲルインキボールペン(100円前後) 中程度 ★★★ ★★★★
パイロット BOP17MH24PXW(200円前後) 中程度 ★★★★ ★★★★★
ぺんてる エナージェル(350円前後) 中程度 ★★★★ ★★★★★
ゼブラ サラサクリップ(120円前後) 中程度 ★★★★ ★★★★★

筆圧測定は、1グラム単位で測れるスケールの上にメモ用紙を1枚置き、ボールペンで点を打った時の数値をとりました。低は50~100グラム、中は100~200グラム、高は200グラム以上です。

ボールペン活用法実践編

私の仕事では、1日に3種類のボールペンを使い分けています。これが、1,000円以下のボールペンを最大限に活かすコツです。

【朝のアイデア出し】

朝7時から8時のアイデアタイムには、ぺんてるエナージェルを使用します。軽い力でスラスラ書けるので、寝起きの手でもアイデアが途切れません。3カ月で7本を使い切りましたが、アイデア1つあたり約1.5円というコスパの良さも魅力です。

【クライアントとの打ち合わせ】


会議では、無印良品のゲルインキボールペンを愛用。書くときの摩擦音がとても小さく、静かな会議室でも周囲の集中を妨げません。クライアントからも「静かでいいですね」と好評です。

【企画書の修正】

赤ペンはゼブラサラサクリップ。黒文字の上からでもはっきり目立ち、修正箇所が一目で分かります。さらに、半年経った企画書でも色褪せがほとんどなく、安心して長期保管できます。

こうして、それぞれの得意分野を活かした使い分けで、日々の仕事がより快適に進められるようになっています。

まとめ

SALASA

今回紹介した5本は、すべて「価格以上の仕事をしてくれる」という頼れる一本です。日々の業務、プライベートの手紙、旅先のメモ… どの場面をとっても、自然と手が伸びるのは、やはり書く人の手になじむかどうか。

ぜひ文具店に実際にでかけて、握って、試し書きをしてみてください。お気に入りの一本は、毎日の作業をこなすだけでなく、一段と楽しく、効率的にしてくれるはずです。

コメント