私は、ネットショップの文具店店主として、企画書やアイデアメモなどを1日、およそ10,000文字は書いています。主に、舶来ブランドの高級ボールペンを使っていました。
2025年1月から、1,000円以下のボールペンに興味を持ち、片っ端方使ってみたのです。3か月間、1日およそ10,000文字を、毎日違うボールペンを使って書いてみました。
30種類以上のボールペンを使って書いた結果、コスパがずば抜けていた5種類を紹介します。
1,000円以下のボールペンが人気の理由
コスパの良さと実用性の両立
1,000円以下のボールペンでは、5,000円や3,000円のボールペンよりも書き味やインクの濃さとして、満足を得られるものではないと思っていました。
実際に、3000円のボールペンと500円のボールペンで書き比べたところ、なめらかさにさほど差を感じませんでした。むしろ、500円のボールペンの方がさらさらと軽く書きやすさがありました。
友人5人に協力してもらい、目隠しで3,000円と500円のボールペンで書き味を試してもらったところ、3人が500円のボールペンの方が書きやすかったと言いました。3,000円のボールペンは、重さを感じて書きにくかったといわれました。
書いた文字の濃さについて見比べても、差は感じられませんでした。自分でも、先の目隠し実験をしたもらった5人も、同じ意見でした。
贈り物にも最適な万能アイテム
ブランドやデザインのバリエーション
コスパ最強!おすすめボールペン5選
三菱鉛筆 ジェットストリーム スタンダード(300円前後)
【筆圧測定:中程度】
【耐久性:★★★★】
【滑らかさ:★★★★★】
筆圧測定は、1グラム単位で測れるスケールの上にメモ用紙を1枚置き、ボールペンで点を打った時の数値をとりました。低は50~100グラム、中は100~200グラム、高は200グラム以上です。
ジェットストリームは、長時間使っていでも疲れにくかったです。10,000文字を書く間に書き味は落ちることなく維持し、またコピー用紙でもスケジュール帳でも、書いた文字の濃さに差はありませんでした。
外出先での打ち合わせでメモを取っているときにも、とにかく疲れ知らずのボールペンでした。
無印良品 ゲルインキボールペン(100円前後)
【筆圧測定:中程度】
【耐久性:★★★】
【滑らかさ:★★★★】
無印良品の特徴は、デザインがシンプルです。飽きが来ませんし、自分でカスタマイズできます。そして、出先でどうしても必要になったときに、手軽に入手できるというところは、手に取りやすいです。
シンプルである分、価格を気にせず購入できます。書いた文字がはっきりと濃く黒かったです。これで、
パイロットBOP17MH24PXW(200円前後)
【筆圧測定:中程度】
【耐久性:★★★★】
【滑らかさ:★★★★★】
筆記具を長時間使って使う場合、グリップの太さも大きく関係してきます。私は手が大きいので、このパイロットBOP17MH24PXWのように、太めのグリップはとても持ちやすく、快適に使えました。
書き文字も、黒いインクがはっきりしていて、細かい文字でも見やすいです。持っていたのが小さなメモ帳だったのですが、必要なことはすべて書き込むことができました。
ぺんてるエナージェル(350円前後)
【筆圧測定:中程度】
【耐久性:★★★★】
【滑らかさ:★★★★★】
エナージェルは、ノートに太くはっきりした文字を書くことができます。書いた文字はすぐに乾くので、ノートを閉じたときに隣のページにインクがうつることはありません。
特に、このボールペンは書き始めが快適です。インクがぼたっと出すぎることはありません。書いている間は安定してインクがでます。夢中になって1時間ほど書き続けてしまいましたが、ボディが軽いので手はまったくつかれませんでした。
ゼブラサラサクリップ(120円前後)
【筆圧測定:中程度】
【耐久性:★★★★】
【滑らかさ:★★★★★】
はじめの1本は、スケジュール帳にワンポイントのイラストを描いてみたくて、オレンジを買いました。発色がよく、にじむこともなく、この値段でこの書き味はコスパがとても良いです。
また、スケジュール帳の書き分けに、サラサをいくつか購入しました。どの文房具店でも入手しやすく、リフィルもあるので、長く使っていくことができます。
実際に使ってみた活用例
安かろう悪かろうの時代は終わっていた、というのが私が1000円以下のボールペンを使って実感しました。友人がまず勧めてくれたのは、三菱のジェットストリームでした。
書いてみて、滑らかさに驚きました。なんの引っ掛かりもなく、ストレスフリーで快適に書き進むことができたのです。また、書いたあともすぐ乾くので、手でこすってもにじむことはありませんでした。
ジェットストリームは、黒1色の1本をまず買いましたが、3色ボールペンや多機能タイプ、価格帯が上のものと、バリエーションがあります。いろいろ試してみたくなりました。
ほかにも、カラフルなサラサ、ボディが太めのパイロットBOPなどを教えてもらって、何本か購入しました。次々と書いていくと、新鮮な驚きと発見があり、わくわくした時間を過ごしました。私が書いていちいち驚いている様子を、友人はにこにこしながら見つめていました。
今は、スケジュール帳に書く、タスク管理をする、日記を書く、と用途によってボールペンを変えて、書くことを楽しんでいます。よく使うボールペンは私の中で一軍として、一番手に取りやすい場所に置いてあるのです。最近、ボールペンは一軍ばかりになり、何からどう使おうかと考えるだけで楽しくなります。
まとめ
1,000円以下でも、書き心地やデザインにこだわったボールペンがたくさんあります。 特に今回紹介した5つのボールペンは、価格以上の価値があると。私は感じています。逸品ぞろいです。
書き心地やグリップの太さの好みは、個人の好みによって大きく変わるため、可能であれば文房具店などで実際に試して書いてから購入することをおすすめします。自分にぴったりの一本を見つけて、毎日の作業がもっと楽しくなることを願っています。
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