ボールペン・鉛筆・シャープペンシル

職業別!あなたに最適なボールペンの選び方徹底アドバイス

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私は、文房具店店主として仕事をし、家では家事ほぼ全般と、中学生の娘と夫の世話をしています。兼業主婦として、仕事に家事に動く中で、ボールペンの存在は大切なものです。

どんな用途でどう使うか、によって向いているものを選ぶと、作業の進み具合が違ってきます。毎日使うボールペンなので、目的にマッチした一本をみつけ、手書きライフを充実させましょう。

ボールペン選びのコツ

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私は、仕事では事務作業をすることが多いです。手書作業でボールペンを使うときには、とにかく長時間使っていても疲れないタイプを選んでいます。

どんな職種でも、書き心地が自分の好みに合っていることは重要です。ボールペンを持ったときのフィット感、書いたときのなめらかさ、黒インクの濃さがポイントです。
私は、とにかく実物を見て触って、納得のいくまで試し書きをしてから購入します。事前にネットで見たり、友人から聞いたりしたメーカー名や商品名をメモして、文房具店にいきます。

職業によっては、インクの渇きが早いことを求める方もいます。疲れないことが第一条件の方もいます。友人は、書きやすさとデザイン性の高さがポイントで、見栄えがいいものを選ぶそうです。

使い始めて気に入ったボールペンは、長く使っていきたいです。私は、インクがもうすぐなくなりそうだとわかったら、替え芯を買いに行きます。いつでも買える文房店があるというのも、ボールペン選びのポイントとなります。

ボールペン選びのポイント3つ
・書き心地が自分の好みに合っているか
・インクの渇きが早いなどの機能が仕事に合っているか
・替え芯の入手など、長く使えるか

職業別おすすめボールペン

事務職の方におすすめのボールペン

事務職の方にとって、「長時間書いても疲れにくい」「インク切れが少ない」「コスパが良い」という3点は、使いやすい一本を選ぶためにはとても大切です。

パイロット フリクションボール

PIROTFURIKUTION

「消せるボールペン」として有名なフリクションです。
文具店に並んだフリクションを始めて見たとき、あまりにも種類が多いことに、私はとても驚きました。

私は毎日の事務作業用として、シンプルな黒1色タイプを愛用しています。チップが安定しているので滑らかに書けるため、長時間の伝票記入でも手が疲れません。

ただし、ひとつ注意点があります。フリクションのインクは「熱で消える」という仕組みなので、長期間の保管書類や契約書などには不向きです。

私も一度、納品伝票に使ってしまい、翌日文字が薄れてしまった経験があります。事務作業では「使う場面」を見極めて活用するのがポイントです。

ジェットストリーム 4&1(三菱鉛筆)

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黒・青・赤・緑の4色にシャープペンシルが1本にまとまった多機能モデル。事務の現場では、この1本で色分け・メモ・修正までスムーズにこなせます。

私のおすすめの使い方は、「黒=通常記録」「赤=要注意項目」「青=補足」「緑=完了済み」と色別に管理すること。ペンを持ち替える手間がなく、作業効率がぐっと上がります。油性インクなのに驚くほど書き出しがスムーズで、文字がかすれにくいのも魅力です。

クリエイティブ職の方におすすめのボールペン

デザイナーやライターなど、アイデアを形にする職業の方には、発想を邪魔しない「リズムに合うペン」が必要です。私の知人も「ひらめいた瞬間をすぐメモできるペンが欲しい」とよく話していました。

ゼブラ クリップオンマルチ

ZEBLAMALTIPEN

4色ボールペンとシャープペンが1本にまとまった定番モデルです。
WebデザイナーであるCさんは、このペンでノートの1ページを「構想」「下書き」「色分け」と順に整理しているそうです。

実際に使わせてもらいましたが、軽いクリック感とスムーズなインクの出方が心地よく、書いているうちに自然とアイデアが広がってきます。芯の太さも選べるので、細かい図案からざっくりしたメモまで万能です。

ステッドラー アバンギャルドマルチ

SAEDERABAMGALD

イラストレーターのDさんは、「長時間描いても疲れない多機能ペンを探していた」と話してくれました。この一本に出会って以来、愛用しているとのことでした。

ステッドラーらしい軽量ボディと、バランスのとれたグリップ設計。滑らかに走るペン先は、まるでスケッチブックと一体化したような感覚です。「気づけば1時間描き続けていた」と、Dさんが絶賛するほど、集中して書けるボールペンです。創作の現場を支える相棒ですね。

接客業・営業職の方におすすめのボールペン

営業職や接客業の方は、ペンを「人に見られるツール」として使う場面が多いですね。私の友人知人にも、「名刺よりもペンで印象が決まる」と言う営業職の方がいます。

パーカー IM

PAKER BALLPEN

不動産営業のEさんは、「お客様の前で使うペンには気を使う」と話していました。

実際、パーカーIMを使っていた際に「そのペン、素敵ですね」と声をかけられ、会話が弾んだ経験があるそうです。
細部まで丁寧に作られたボディは、高級感のあるデザインで手になじみ、使うたびに確かな書き味に心が整うような感覚がよいとのこと。「営業の現場を演出する一本」として、信頼を生むペンです。

クロス テック3

CLOSSTEK3

アメリカの老舗ブランド・クロスから登場した多機能ペンです。接客業のFさんは、「こんなに書き出しがなめらかな多機能ペンは初めて」と驚いたそうです。

黒・赤・鉛筆の3機能を切り替えるには、回転させるだけです。しかも滑らかなので、ストレスフリーのだと、Fさんは教えてくれました。また、接客中にクロスの多機能ペンは珍しいとお客様に声をかけられ、すっかり常連さんになってくださったそうです。

ボールペンは、替え芯を購入すれば長く使えます。「ずっと使い続けます」と語るFさんの笑顔が印象的でした。

医療・教育関係の方におすすめのボールペン

医療現場や教育現場では、「すぐ乾く」「色分けできる」「持ち替えやすい」ボールペンが求められます。一瞬のミスが命に関わる医療現場、また多くのメモを取る先生方にとって、書きやすさと信頼性は欠かせません。

三菱ユニ ジェットストリーム

MITUBISI JETSTREAM

看護師のGさんは、「インクが早く乾くペンが必須」と話します。以前、カルテの記入中にインクが乾く前に手でこすって文字がにじんでしまったことがあったそうです。

その点、ジェットストリームは速乾性に優れていて、手帳やカルテにも安心して使える一本だと、Gさんはとても気に入っている様子でした。さらに、書き心地が滑らかで軽い筆圧で書けるので、手が疲れにくく、毎日たくさんの文字を書くには、向いている、と、お気に入りの一本について語ってくれたのでした。

ぺんてる ビクーニャ4色ボールペン

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小学校教師のHさんが愛用しているのが、ビクーニャシリーズの4色タイプです。「黒・赤・青・緑」を使い分け、生徒へのコメントを色で整理しているそうです。

赤=大切なポイント、青=補足、緑=励ましのメッセージ、黒=一般記述、という使い分けです。視覚的に分かりやすく、子どもたちの理解も深まったといいます。

また、Hさんが言うには、クラス全員分のノートを添削をしても、書きやすく疲れないところが良いのだそうです。

まとめ

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「たかがボールペン、されどボールペン」。毎日使うものだからこそ、こだわりを持って選んでみてください。自分にぴったりの一本に出会えると、仕事の効率だけでなく、書く楽しさも広がります。

2025年は特に、サステナブル素材を使ったエコフレンドリーなボールペンや、スマートデバイスと連携できる新世代ペンなど、選択肢がさらに広がっています。しかし、どんなに機能が進化しても、最終的にはあなたの手に馴染むかどうかが最も重要です。

あなたの職業や好みに合った最高のボールペンが見つかりますように。文具店店主として、皆さんの「書く」を応援しています。ぜひ参考にしてみてくださいね!

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